保険について考えるとき、私が一番大切だと思うこと。
これは保険を契約する人にとってというよりも保険を扱う人にとって大切なことです。特に事故が起きたときに。この事故が有責なのか、無責なのか、免責なのかを判断する時に。
自分が上記の事を判断するときの順番で1番最初に考えること、と言ってもいいかもしれません。それは、この保険は、人保険なのか、物保険なのか、賠償責任保険なのか、その他の特殊な保険なのか、ということです。
そんなこと?と思われる方もいるかもしれません。でもこのことが1番大切だと思っています。
保険、特に損害保険はたくさんの商品があります。では、事故が起こったときなど、その数だけ保険約款を丸覚えしていないと対応できないのか。その商品の数だけそれぞれ独特の保険約款なのか。
そんなことはありません。実はある分類によって保険約款は大体似ているんです。その分類が保険を勉強し始めた時、一番最初に習う上記の分類です。
例えば、事故があったとき、今回は賠償責任保険だから免責になるのは故意までだな、とか、今回の保険は物保険だから重大な過失まで免責だな、とかです。※
単純で簡単に思えることですが、このことが自然にできることが大切だなぁ、といろんな場面で思います。
※こちらの記載はあくまでも基本的な約款の成り立ちになります。保険自由化以降、各社ニーズに合わせて独自の約款を作成しているので、この形に合っていないものも開発されている可能性があります。ご了承ください。